院内設備
- HOME
- 院内設備
サージレックス エンシールシステム
当院ではより安全な不妊手術を行うために最新の血管シーリングシステムを導入しています。
血管などを結紮するために使った糸が原因で発生した腫瘍が最近話題になっています。ミニチュアダックスを中心に報告を目にするようになってきました。
サージレックス エンシールシステムは血管を含む様々な組織の融合閉鎖・切離を同時に行うことができるバイポーラ電気手術システムです。
糸を使うことなく血管を数秒で処理することができるため、手術時間の短縮にもつながり、より安全な手術を実現しています。
血液性化学分析装置(ABAXIS社 ベトスキャンVS2)
上記のベトスキャンのモデルチェンジ後の新型です。内容や測定精度などは旧型と同様ですが、測定時間が若干短縮されています。
当院は一次診療病院として健康診断のほうにも力をいれ、一見健康な子の血液検査を行う場合がよくあります。今現在、新旧含めて3台のベトスキャンが稼動しており、患者さんが重なった場合や多頭飼育の飼主様の場合でも、ほぼお待たせすることなく検査を行うことが可能となっています。
直接検査結果をご覧になっていただきながらの説明をさせていただくことが、採血からわずか15分足らずの短い時間で行えます。
自動血球計数機(ABAXIS社 ベトスキャンHMⅡ)
下記のQBCオートリードと同様に赤血球や白血球などの数を計測できる機械です。新たに導入したものですが、QBCオートリードとは測定原理が違うため、当院では二台で同時に測定し相関性も視野に入れることで、より診断精度を高めたいと考えています。検査料金の方は二台で測定しても据え置きとしています。
分画数も多くリンパ球数、単球数など白血球数の内訳の分析にも優れています。
内視鏡
食道や胃の中を視覚的に診断できます。
異物を誤飲してしまった場合でも、小さめの異物なら手術をせずにこの機械で摘出することが可能です。胃を切開する手術などに比べはるかに体の負担が少なく安全です。
検査や処置の結果は写真にてプリントアウトできるようになっていますが、普段はビデオに録画しておきカメラが胃などの中を写していく様子を見ていただくようにしています。
自動血球計数機(IDEXX社 QBCオートリード)
赤血球や白血球などの数を計測し、血液の状態から様々な病気や感染症の診断に役立ちます。
血液性化学分析装置(IDEXX社 ベットテスト)
血液中に含まれる各種臓器由来の酵素類などを分析することにより、様々な内臓の状態やホルモン分泌の状態などを知ることができます。
X線撮影装置
レントゲン検査に使用します。骨折や結石、腫瘍の診断や臓器の形態の判断に役立ちます。
超音波診断装置
エコーと呼ばれる検査装置です。心臓をはじめ各臓器の状態がリアルタイムに動いている状態で観察できます。
血液性化学分析装置(ABAXIS社 ベトスキャン)
ベットテストと同様の機能を持った機械ですが、より微量の血液で測定が可能となっていますので、体格の小さい子や体調が悪く血液の循環が悪い場合、またウサギなどの検査で便利です。
本当に微量の血液で測定可能なため、採血に注射器を使用せず、微量採血管の毛細管現象を利用します。
そのため採血時の注射器の吸引などによる溶血など、測定結果の誤差を生じる要因をほとんど気にする必要がなくなりました。
麻酔器
イソフルレンなどの麻酔剤を用いての吸入麻酔に使用します。
当院ではすべての手術症例における麻酔管理に、気管内挿管による吸入ガス麻酔による維持をおこなっています。オス猫の去勢手術も例外ではありません。
注射剤のみの麻酔に比べ、その高い安全性が特徴です。
最上部には生態モニター、中段には保温マットシステム、側部には各種輸液システム、また最下部には人工呼吸装置を装備し、安全性を高めています。
デジタルX線画像診断CRシステム REGIUS
レントゲン検査の結果を今まではフィルムを現像して確認していましたが、それをデジタル信号として読み込み、モニターに表示させるシステムです。
時間的に検査時間が短縮できますし、出てきた画像は様々な機能により診断が容易になるように工夫されていますので、撮影の失敗もなくなり、診断制度の向上にも貢献しています。
麻酔時輸液システム
麻酔中は血管に静脈カテーテルを入れ点滴を行います。血液の還流量を増やし腎臓をはじめ各臓器の機能などの保護など様々な意味を持ちますが、緊急時にはすぐに薬剤を静脈内投与できるメリットもあります。
また点滴のスピードは上側の輸液ポンプによって厳密にコントロールされます。
下側のシリンジポンプからは心拍数や血圧をコントロールする薬剤を必要に応じて点滴の中に加えていきます。
心電計
心電図をとって心臓の状態を把握できます。
コンピュータによる自動解析機能も装備しています。
デジタルX線画像診断CRシステム モニター
レントゲン検査の結果をご覧いただくために、今現在あるなかで最も大型で高精細なモニターを各診察室に配置いたしました。
生体情報モニター
最上部に装備した生体モニターです。
心拍数、脈拍数、血圧、呼吸数、呼気中のCO2濃度、吸気中と呼気中のガス麻酔濃度、血液中の酸素濃度、体温など循環器系と呼吸器系を同時に一台で監視できます。
電気メス
手術の際に切開したり出血を止めたりするために使います。電気メスといえばボビーというほどに有名な機種です。
パワフルな出力特性で切開も凝固もストレスなくでき、スプレーモードといってメスの先端から電気を飛ばし、点の止血だけでなく面の止血にも対応できます。
マイクロテンプⅡ
温水を専用パッドの中に還流させ安全に麻酔中の体温低下を防止する装置です。
万一の感電などの危険もなく、各モニターへの影響もありません。
人工呼吸装置
呼吸の停止などの不測の事態や肺の低換気時にあわてることなく対処できます。
胸腔内の手術時などにはこれがないと手術自体が行えません。
トノペン(眼圧計)
緑内障の診断には必ず必要な機械です。
直接眼球に接触させることにより眼圧を測定します。
インキュベーター
庫内を一定温度に保ちます。
主に細菌の培養に使用し、どの抗生物質が効果があるのかを調べる感受性テストを行います。
顕微鏡
血液検査、尿検査、検便など様々な検査に必要です。
検査結果の画像はワイヤレスモニターにてご覧いただけます。
尿検査自動分析器
尿検査は通常はスティックの色の変化を人間の目で比較して行っています。この機械はそれを自動で数値化してくれます。
オートクレーブ滅菌器
高圧蒸気滅菌器ともいいます。132℃、2kg/cm2で強力に滅菌できます。
輸液ポンプ
静脈内点滴を行う時に使用します。
厳密に1時間に何ml流すかコントロールできます。
小型犬や猫の比率の高い当院にとっては必需品です。
ヘマトクリット遠心機
遠心分離機です。血液や尿など様々な検体の分析に使用します。
自動分割分包機
主に粉のお薬を処方する時に使用します。
やはり体重の軽い子では一回分の薬の量が微量になりやすいので、当院では必需品となっています。