2006/06/12
更新が遅くなってしまい申し訳ありません。
前回にひきつづいて注射の話です。
動物は注射をされると痛いのでしょうか?私は痛いと思います。当然です。
しかし人間が考えているほど痛くはないという話もよく聞きます。
人間よりも痛みに対して我慢強いというのも定説です。
そのことについて少し考えてみましょう。
注射する部位を見ていなかったり、緊張していたり、ほかの事で気を引いていたりしてあげると注射した時に痛がらないことも多いです。まるで気付いていないかのようです。
このことから考えると先ほどの定説も間違いではないように思えます。
逆に痛くないものまで痛くしてしまう状況もあるようです。
たとえば「痛いぞー、怖いぞー」といってこれから注射を打たれる子を脅かしている飼主さんのとき。
また、注射を持っていくと自分の方が怖がって動揺している飼主さんのとき。
そんなときほど注射をされる当の動物たちはうるうる涙目に・・・。
注射をうつときにキャンキャンないてしまうワンちゃんの半分くらいは注射針をさす直前になき始めるような気がします。
注射をうつ直前の、あたかもそこにいる全員が呼吸を止めているような・・・あの緊張感・・・あれがいけないのだと思います。
動物は自分の飼主の事をよく見ています。その表情とかもよく見抜きます。
何事もないように、へっちゃらそうにしている飼主さんのときの方が明らかに痛がることが少ないです。
注射をされるときは「ぜんぜん平気だよー」なんて言って、にっこり笑ってあげてください。
それでも痛がってないてしまったら・・・「よく我慢できたねー。えらいねー」と言ってむちゃくちゃほめてごまかしましょう。