血液検査
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血液からは様々な体の状態を示す情報が得られます。
血液を採取して行われる検査には様々な目的のものがありますが、ここではスクリーニング検査としての血液検査についてお話します。
スクリーニング検査とは元気なときに行われる健康診断時や体調が悪いときなどに初期に行われる検査で、特定の臓器を目的にするのではなく各臓器や全身の健康状態を一括して評価するための検査です。
そのため検査する項目をあらかじめ設定して、広く浅く割と多くの項目について同時に調べます。
スクリーニング検査で行われる血液の検査は大きく分けて二つです。
一つはCBC(完全血球計算、血算、全血検査などとも言われています)です。
赤血球数、白血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、血小板数などの測定を行います。
血液中の有形成分から健康状態を知ろうというもので、全身性疾患の有無、血液疾患の有無、貧血の有無などを調べます。
もう一つは血液性化学検査です。
血清(血液から赤血球、白血球、血小板などの有形成分を分離した後の液体成分)に含まれるたんぱく質、糖分、酵素などを測定し、各臓器に問題がないかを調べます。